土壌改良材を使い、理想通りの土壌を作る！ 各資材の特徴とメリット

土壌改良材を使うと、古くなった土を改良して使うことができる、水分が少なく乾燥している土地に水気を与えることができるなど、様々な効果が期待できます。まずは、今ある土壌の問題点を探り、それに適した土壌改良材を選ぶことが大切です。

土壌改良材の種類とそれぞれの特徴

土壌改良材の種類とそれぞれの特徴を見てみましょう。

苦土石灰

石灰と苦土を含んだ天然のドロマイト原石を粉砕したものです。両者のバランスは非常に重要で、配合が崩れると野菜や樹木が欠乏症になってしまいます。空気や水に溶けても変化せず、ゆっくりと長く効き目が出るという特徴があります。

ピートモス

水気の多い場所で育った植物を細かく砕き乾燥させたものです。その主な原料はコケ類で、10～30倍ほどの水分を吸収します。ピートモスは、土壌を酸性にする、水持ちをよくする、土を柔らかくするなどの効果が期待できます。

牛ふん堆肥

牛ふんを堆積発酵させたものです。水分を調節するために、おがくずや稲わらなどを混ぜたものもあります。牛は、わらなどのほかに濃厚飼料も食べているため、牛ふんには適度な肥料も含まれています。また、繊維を多く含んでいるため、土をふかふかに柔らかくする役目もあります。

土壌改良材を使用するメリット

植物を育てるために重要なことは「豊かな土作り」です。その手助けとなるのが土壌改良材です。土壌改良材には、大きく分けて下記の4つがあります。

合成化合物

土壌の団粒化を促進し、物理性の改善を行います。

微生物資材

病害虫の抑制、有機物の腐熟を促進します。

動植物質

泥炭類、化石類、カニ殻類などが含まれている特殊肥料です。

鉱物質資材

パーライトやバーミキュライトなどの鉱物を加工した土壌改良材です。

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